睡眠知識

睡眠のメカニズムを知れば、睡眠の質も変わる。

「良い休息」は、毎日のコンディションを調整する上で大切なポイントです。ここでは、睡眠のメカニズムを理解するための基礎知識に加え、サウナで話題の「ととのう」経験なども交えながら、ご自身に合った方法を探るヒントをお伝えいたします。

睡眠のメカニズムと深部体温のポイント

ここでは睡眠のメカニズムの中心といわれるホルモンの一種や深部体温に注目し、どのように休息が保たれているかを解説します。

体内リズム

メラトニンと体内リズム

まず、体内リズムに密接するのがメラトニンの存在です。メラトニンは時間帯によって分泌されるタイミングが変化し、夕方から夜にかけて体内時計をサポートするかたちで増えていきます。このリズムが、夜の休息をスムーズに促していると考えられています。なお、ご自宅での時間の使い方や照明の明るさなども、メラトニンの分泌タイミングに影響を与えるといわれています。

朝起きたときに日光をあびるなどして活動量を増やすと、その日の細かいバイオリズムを調整しやすくなり、夜になるとスムーズに休みに入りやすくなります。また、手軽な対策として、スマートフォンやパソコンなどの画面を寝る直前まで見過ぎないように心がけることも大切です。

深部体温と眠りの関わり

休息に入る直前、身体の深部体温がゆるやかに下がるプロセスが、眠りの状態に近づく合図ともいわれています。日中は活動量が増え、体内部の温度も高くなりやすいですが、夜にむけて徐々に下がっていくことで落ち着いたコンディションへ導いているのです。寝つきに時間がかかってしまう方の中には、深部体温の下がり方がスムーズでない場合などがあると考えられています。

深部体温の調整において注目されるのが、入浴や軽いストレッチ、あるいはサウナの習慣です。これらは体を温めたあとに自然と冷やすプロセスへ移行しやすくなることで、夜の落ち着いた状態へ向かいやすいリズムづくりをセルフケアとしてサポートしてくれる場合があります。

快適な睡眠のメカニズムを意識したライフスタイル

夜の休息をより穏やかに迎えるためには、生活習慣を通じて心と体にやさしい環境を整えることが重要です。ここからは、睡眠のメカニズムを念頭に置いたおすすめの習慣について少し詳しく見てみましょう。

運動するシニアの男女

日光をあびる生活と規則正しいリズム

先に挙げた、朝日を浴びて起きる他に、昼間に外で軽めの運動をすると、夜の寝つきに変化が感じられることもあるでしょう。大きな負荷をかけなくても、ウォーキングやストレッチなどで適度な刺激を体に与えておくことが大切です。ただし、遅い時間帯の激しい運動は気持ちが高ぶりやすいため、夜をゆったり過ごしたい方には向いていないかもしれません。日中の早い時間帯を活用してみてください。

寝る前には心をしずめる工夫を

休日を含めていつもより忙しいとき、寝る前まで気を張りつめている方もいらっしゃいます。少し積極的に、寝る前は本を読む時間をつくったり、落ち着く音楽をかけたりしてゆったりした気分を意識するのも一つの方法です。また、強烈にまぶしい照明ではなく、弱めの照明で過ごしてみるのもおすすめです。

ストレスを整理するために、軽い日記を書くのも一案とされています。感じたことを文字にすることで、もやもやした思考を一旦外に出し、気持ちをしずめやすい雰囲気をつくるということですね。寝る前のちょっとした工夫が、翌日のスタートをさらにすっきりとしたものにつなげてくれるかもしれません。

睡眠環境づくりの基本

夜の寝つきをサポートするためには、寝室の環境にもこだわりたいところです。たとえば、カーテンや照明を工夫してなるべく暗めの状態にすること、外の音が気になる場合には耳栓や音楽を活用する方法があります。また、寝具についても、柔らかさだけではなく、ご自身の体格や姿勢に合った種類を選ぶようにすると落ち着きやすいです。

部屋の温度や湿度にも配慮してみましょう。空気が極端に乾燥していたり、逆に湿気が多すぎたりすると、目が覚めやすくなってしまう方もいます。寝具や寝巻きの選び方も含め、「心地よさ」をテーマに整えてみることをおすすめします。

サウナで得られる「ととのう」感覚と睡眠のメカニズム

サウナに親しむ方の間でよく耳にする「ととのう」という感覚は、温まった体を水風呂でやさしく冷やし、休憩で落ち着かせる一連の流れを繰り返すことで生まれる心身のすっきり感を指すことが多いです。睡眠のメカニズムにおいても、大きな刺激とゆるやかなクールダウンの循環は深部体温の調整をサポートするきっかけになる場合があり、日頃から注目する方が増えています。

サウナ

「ととのう」とは?

サウナ愛好家が重視するのが、「サウナ→水風呂→外気浴(休憩)」の流れです。サウナで体を温めると、汗をかきやすくなるだけではなく、心拍数も上がります。ここで、水風呂に入って体をクールダウンさせると、急な温度変化により爽快な感覚が得られ、さらに休憩スペースなどで静かに過ごすことによって、気分が落ち着いていくわけです。

サウナに慣れている方は、この「温→冷→休」の組み合わせを数セット繰り返すことで、また次のサウナが楽しみになるなど、循環を上手に取り入れていることが多いです。サウナ初心者の方は、まず無理のない範囲で短めに体験してみると、自身に合った時間の目安をつかみやすいでしょう。

サウナの入り方

メジャーな入り方としては、サウナ室で6~12分ほど過ごし、水風呂は約30秒~1分ほど、そして5分程度の休憩をとるサイクルが一般的です。ただし、個人差があるので、体調と相談しながらご自身に合った長さを探してみてください。

また、ご利用の施設にシャワーしかない場合でも、洗い場の冷水を充分に使うなど、簡易的にクールダウンが試せる場合もあります。サウナ室での座り方を工夫する、あぐらをかく、あるいは段差を変えてみるなど、少しずつアレンジしながらご自身のペースを見つけるのがコツです。

サウナが睡眠をサポートする理由

サウナで理由づけられる変化の一つに、夜の深部体温の落ち方をスムーズにする働きが挙げられることがあります。体をしっかり温めたあと、水風呂などで急激に冷やすと、体表面だけでなく体内部の温度にもゆるやかな影響が出はじめやすいと考えられています。

心地よいリフレッシュ感をとおして、夜は自然と落ち着いた気分で過ごせる場合が多く、頭がすっきり切り替わるような期待がもたれています。実際に利用されている方からは「ぐっすりと休める感じがする」という声も聞かれます。ただし、長湯のしすぎや無理は禁物ですので、くれぐれも自身の体の声に耳を傾けながら楽しんでみてください。

ネムリーの商品・サービスで睡眠のメカニズムをケア

ネムリーでは、休息に着目した情報提供や定期的なカウンセリングを通して、みなさまに合ったサポートをめざしています。食生活の見直しや、運動・サウナの取り入れ方、ライフスタイルバランスについてのアドバイスなど、多角的な視点からコンディションを考えるメソッドをお伝えします。

ネムリーの店内

たとえば、以下のようなサービス・サポートをご利用いただけます。

  • 栄養士による個別相談:生活習慣やお食事の傾向をうかがい、食材選びや日々のケア方法をアドバイス。
  • 関連セミナー:オンライン・オフラインで開催される講習会に参加し、睡眠&サウナに関する情報を学ぶ。
  • サポート商品のご提案:ネムリーの視点で厳選した栄養サポートアイテム、ボディケアアイテム、一部サウナ関連アイテムなどのご紹介。

サウナの入り方や睡眠のメカニズムは、互いに関わりのあるテーマとして、多くの方に興味を持たれています。ネムリーでは、みなさまがスムーズに夜の休息を迎えられるよう、総合的な視点でのアドバイスをご用意しています。

まとめ

目覚める女性

睡眠の背景にあるメカニズムを知り、日常生活のなかでサウナなども活用してみると、自分に合う休息スタイルが見つかりやすくなります。さらに、ネムリーのサービスを加えて、総合的にコンディションを整えていきましょう。

  • メラトニンと深部体温の流れを意識すると、夜の寝つきがすっきりとしやすくなる。
  • 日光をあびる、寝室環境や生活リズムを調整するなど、基本をおさえることが大切。
  • サウナの「温→冷→休」を繰り返す体験が、リフレッシュに役立つことが注目されている。
  • ネムリーでは多様な視点から、個々のライフスタイルに合わせたアドバイスを提供している。

ぜひ、この機会にサウナや生活習慣の見直しをはじめてみてください。生活リズムや栄養面のアドバイスをご希望の方は、ぜひネムリーのサービスをご利用ください。あなたに合った新たなアプローチを見つけてみましょう。

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